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子連れでも、カップルでも、おひとり様でも満期できる松本十帖
更新日:2024年6月21日
今回訪れた宿は自遊人が運営する松本十帖。これまでに自遊人が運営する新潟県南魚沼市にある里山十帖や、神奈川県箱根町にある箱根本箱を訪れ、大変満足したので、次は子供も宿泊できる、松本十帖へ子供と一緒にと考えていたのですが、一人で行く機会があり、今回松本十帖におひとり様で楽しんできました。
松本十帖は長野県松本市の浅間温泉にあります。浅間温泉は松本駅から5,6kmほどの離れており、松本駅からはバスでの移動となります。浅間温泉は千三百年の歴史がある温泉で、古くから多くの方に愛された温泉で、昭和30年代頃までは松本駅から浅間温泉まで朝5時から夜12時まで路面電車が走り、多くの人で賑わっていたそうです。そんな浅間温泉もバブル崩壊後は客足が遠のき廃業した宿も多数あり、寂しい雰囲気のする温泉街となってしまいました。
でもここ数年、松本十帖や星野リゾートが運営する界松本、東京都世田谷区の人気店手紙舎が運営する手紙舎文箱など、新しい文化が生まれ、浅間温泉に注目が集まり始めています。
松本十帖はホテルを指す名称ではなく、自遊人が運営する浅間温泉の施設合わせた名称で、ブックストアやダイニング三六七のある宿泊施設「松本本箱」、雑貨や食品やパンなどのショップのある宿泊施設「小柳」、おやきとコーヒーが味わえるカフェ「おやきと、コーヒー」、ブックカフェの「哲学と甘いもの。」の4施設を合わせたのが松本十帖となります。
また、松本本箱と小柳は同じ敷地内にあり、移動するのに建物から出る必要はありますが、目と鼻の先にあります。
自遊人が運営する宿は基本子供の宿泊が難しいですが、松本本箱には子供が楽しめる「こども本箱」と子供も宿泊できる「小柳」があり、家族で楽しめるのが特徴です。
浅間温泉までの移動ですが、車でも電車でも都心から約3時間ほどかかります。今回は松本十帖以外で観光する予定ではなかったので、新宿から特急あずさに乗って行くことにしました。しかし運悪く、中央線沿線の駅で人身事故があり、運行ダイヤが大幅に遅れ、新宿駅は多くの乗客で混雑していました。
松本駅に着いたのは、12時半近く、予定より1時間近く遅れて到着となりました。久しぶりに松本に来たので美味しい蕎麦でも食べようかと思いましたが、駅から少し歩いたところに「小麦そば 池」という人気ラーメン店が気になったので、ラーメンをいただきました。
ラーメンを食べ終わり、13時過ぎ、松本十帖のチェックインは15時からなので、松本市内を散歩しながら歩いて松本十帖へ向かいました。大人の足で駅から1時間ほど、松本城周辺からは45分ほどなので歩けない距離ではありません。また松本の街並みはところどころに文化を感じられる街並みが残っており、散歩するのにおすすめの街です。
14時過ぎに浅間温泉に到着。松本十帖のチェックインは「おやきと、コーヒー」にて、おやきと珈琲をいただきながらチェックインします。「おやきと、コーヒー」のある古い建物は温泉芸者らの練習場だった建物だそうです。
チェックインを済ませて、松本本箱へ。松本本箱入り口にあるカウンターで、ブックストアのQRコードをもらい、チェックイン時間の15時になるまでブックストアで時間を潰しました。
15時を過ぎたので、本日宿泊する客室のある3階へ。3階のエレベータ近くには、自由にいただける、お菓子やジュース、アイスクリームなどがあり、浴衣などのアメニティも置いてありました。
部屋の鍵となるQRコードを読み込むと、鍵が開き、客室に。
入り口から真っ直ぐ先にある大きな窓から、南アルプスを眺めることができ、まずはその開放感が気持ちよかったです。部屋は、ベッドスペース、お籠もりできる2段ベッドスペース、トイレにシャワーブース、さらにテラスには源泉掛け流しの温泉を楽しむことができる露天風呂がありました。
コンパクトにまとまった素敵な空間で、一人でのんびりと過ごすにはちょうど良い部屋。荷物を置き、早速、露天風呂へ。
露天風呂のあるテラスは、がらり戸があり、外から見られなくする工夫がされていました。
常念岳を遠くに眺めながら温泉に浸かる贅沢。のんびりと時間が流れて行きました。
16時から「浅間温泉ウラ湯めぐりツアー」に参加するために、松本本箱のロビーへ。「浅間温泉ウラ湯めぐりツアー」は浅間温泉にある共同浴場を巡るツアーで、入浴料を払えば誰でも入れる公衆浴場とは異なり、湯仲間と呼ばれる湯権(湯株)を持つ人に月極で料金を納めることで利用できる共同浴場です。一見すると浴場とはわからない作りとなっており、その共同浴場を巡るツアーが「ウラ湯めぐりツアー」です。また、浅間温泉おお土産や観光名所などの紹介もあり、温泉街をブラブラと散歩できるのでご興味がある方はご参加ください。
「浅間温泉ウラ湯めぐりツアー」の後は、夕食の時間まで、ブックストアで本を楽しみました。
ブックストアには「オトナ本箱」「こども本箱」があり、特に松本十帖の特徴として「こども本箱」があり、絵本を中心に子供向けの本がリノベーションされた大浴場に迷路のように置かれていました。子供と一緒に楽しめるのが、箱根本箱とは異なるところ。でも、箱根本箱は全てが売り物なので、購入しないと部屋に持って帰ることができないのも、箱根本箱とは異なり、この点は箱根本箱の方が一人で本を楽しみたい方にはおすすめです。
さて、お待ちかね。夕食です。夕食の会場は薪火グリルダイニング三六七。目の前にある大きなグリルの薪で調理される料理を眺められるカウンター席に案内されました。
食事と合わせてペアリングもお願いをし、料理とお酒を堪能することができました。
食事後は、再度「オトナ本箱」へ。19時から本箱バーと題して、無料でお酒を楽しめます。お酒を飲みながら本を楽しむものまた良いものです。
寝る前に、共同浴場を再現した「小柳之湯」に行き、一人で贅沢に温泉を楽しみました。
翌朝は、夕食と同じ薪火グリルダイニング三六七で朝食。セミビュッフェ形式で、スープやサラダ、パンなどをいただきました。
家族で楽しむことができる松本本箱、次回は息子を連れて訪れたいですね。