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里山十帖:自遊人の魅力的な宿で楽しむ新潟南魚沼の風土と料理
更新日:2024年1月15日
以前から憧れていた里山十帖に訪れました。この宿は自遊人が運営しており、古民家と世界の有名な家具、そして新潟南魚沼の風土・文化・歴史を表現する料理が楽しめる、他のホテルでは味わえない魅力的な宿です。
都心から車で12月中旬に訪れました。雪の心配があったので、スタッドレスで安心して向かいました。チェックインは15時からなので、途中で群馬や新潟の温泉に寄りながら旅行を楽しむ予定でしたが、楽しみにしていた法師温泉や貝掛温泉が休業で、急遽「神泉の湯」へ。到着時は私一人で、温泉は貸切状態、贅沢な時間を過ごせました。少し熱めのアルカリ泉で肌もツルツルに。そして、飲泉も楽しめました。
体を温めた後は、道の駅「みつまた」でもつ煮込み定食をいただき、ちょっと休憩後、里山十帖へ。
到着したのは14時45分ごろ。駐車場で車を停めていると、スタッフの方が車横までお迎えに来てくれました。フロントロビーまで案内され、チェックインでは「アルネ・ヤコブセン」の名作「エッグチェア」に座りながら、アルコールのウェルカムドリンクとお菓子をいただきました。
少ししてから、館内の案内を受け、泊まる部屋へ。今回は「露天風呂付き蔵ツイン・離れ」。この部屋は蔵をリノベーションした客室で、本館から離れた特別感が素敵な部屋です。メイン客室とロフト、露天風呂があり、ロフトにはデスクもあるので、仕事で滞在するのも良いかもしれません。
荷物を部屋に置いた後、まずは客室の露天風呂へ。客室の露天風呂としては広めの湯船にたっぷりの湯が絶え間なく湧き出ており、贅沢な気分で湯船に浸かり、ちょっぴり熱め、でも12月の寒さにはちょうど良い湯加減。一人でゆっくりと時間を忘れてしまいそうになりました。
客室の露天風呂を楽しんだ後は、オーガニックコットンの館内着に着替えて、宿の温泉へ。時間制で男女が入れ替わる仕組みで、内湯と露天風呂があり、山並みを眺めながら入れる温泉は本当に気持ちが良かったです。
夕食は17時からと早め。17時から夕食の方限定で、キッチンツアーに参加でき、里山十帖の料理に使用する醗酵食品が置かれているバックヤードに入り、発酵食品の説明を受ける事ができました。
その後、夕食処は古民家をリノベーションした建物で、なんと一人なのに大きな個室を用意いただきました。一人旅の場合、食事処で隅っこに追いやられ疎外感を感じる事も正直ありますが、一人でも周りを気にする事なく食事が楽しめるようにと配慮を感じました。
今回は料理と合わせてお酒がいただけるペアリングを選び、ワインだけでなく日本酒やジンなどの複数のお酒を楽しみました。特に胎内高原ワイン「アッサンブラージュ ルージュ」は香り豊かで印象的でした。胎内高原ワイン興味を持ち調べてみると、胎内高原ワインは胎内市が運営するワイナリーで、自営の葡萄畑は無肥料、無農薬、不耕起と個人的に今注目の自然栽培の畑で育った葡萄を使ったワインでした。そして、食事は、ブロッコリーのフリットから始まり、お雑煮風の汁物、しめ鯖など、そしてメインはテーブルの上に置かれた土鍋で炊かれた新米。どれも素材を生かした味で、素朴で美味しくいただく事ができました。
フロントのテーブルは19時から日本酒、焼酎、シングルモルトウイスキーなどを自由にいただけるバータイムとなり、素敵な椅子に腰を下ろし、お酒を楽しむ事ができました。程よくお酒を楽しんだ後は、再度露天風呂へ。夜の露天風呂は星空を楽しむ事ができ、これまた心地よく温泉を楽しむ事ができました。
一夜明け、朝食。朝食は夕食と同じく土鍋が。土鍋の中にはお味噌汁の具が。朝食は自ら作るお味噌汁がメインの食事となっていました。程よい味の程よい量。朝から元気をいただきました。
別れを惜しみつつ、10時過ぎにチェックアウトをし、帰路は栃尾又温泉の「自在館」に寄ってから帰りました。