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食と祈りが交差する、伊勢・ヴィソン2泊3日の子連れ旅
更新日:2026年2月8日
三重県多気郡多気町。豊かな自然に抱かれるこの地に、食をテーマにした巨大商業施設「ヴィソン」は広がっている。
食に強い関心を持つ我が家にとって、以前から気になっていた場所だ。今回は伊勢神宮参拝と組み合わせ、2泊3日で伊勢とヴィソンを巡る旅に出た。
東京を午後に発ち、新幹線で名古屋へ。そこから近鉄特急に乗り換え、伊勢へ向かう。
近鉄特急の一部車両に設けられたサロン席は、向かい合って四人がゆったりと座れる設計で、家族連れにはありがたい存在だ。移動時間さえも、快適な旅の一部になる。

夕刻、伊勢に到着。この日の宿は伊勢シティホテルのダブルルーム。大人二人、子供二人が添い寝で利用し、素泊まりながら非常に良心的な価格で宿泊できた。

夕食は伊勢市内の居酒屋で、地元の食材を使った料理を楽しむ。伊勢で夜の食事を外で取る場合は、事前予約が安心だと実感した。
翌朝は、伊勢で知られる「カフェ ビアンカ」でモーニングを。

柔らかな朝の空気の中、まずは下宮へ参拝する。小雨に濡れる参道は、かえって清らかさを増し、気持ちの良い時間が流れていた。その足で「豊受大神宮別宮 月夜見宮」にも立ち寄り、伊勢の朝を丁寧に味わう。

その足で「豊受大神宮別宮 月夜見宮」にも立ち寄り、伊勢の朝を丁寧に味わう。

伊勢といえば赤福が有名だが、実は餅文化の奥行きは深い。今回は二軒茶屋餅を目当てに、二軒茶屋餅角屋本店へ。

上品な甘さの餡を柔らかな餅で包んだ素朴な味わいは、派手さはないが心に残る。伊勢を訪れたなら、ぜひ立ち寄りたい一軒だ。
小腹を満たした後は内宮へ。神宮会館駐車場に車を停め、おかげ横丁を抜けて本殿へ向かう。

小雨の中を歩き続けるうち、子供たちは少し飽きた様子を見せ始めたが、せっかく伊勢まで来たのだから、きちんと手を合わせたい。

その折、神さまの乗り物とされる「神馬」に出会えたのは、思いがけない幸運だった。旅先で出会う偶然は、不思議と記憶に残る。

今回の旅には、ひそかなテーマがあった。伊勢神宮ゆかりの餅を味わうこと。参拝後、宇治橋近くの「太閤出世餅」を訪ねる予定だったが、あいにく改装中。近くの土産店で求め、一口味わいながら、次の目的地へ向かう。

内宮からヴィソンまでは車で約20分。距離の近さに加え、ヴィソン専用の高速出口が用意されている利便性にも驚かされる。
敷地は想像以上に広く、車での移動にも少し時間を要するほど。宿泊者専用駐車場に車を停め、まずはチェックインを済ませた。
この日の宿は旅籠ヴィソン。棟ごとに異なるコンセプトが設けられており、今回は「D&DEPARTMENT PROJECT」の部屋を選んだ。
客室に入れるのは15時からのため、荷物を預け、先にランチへ向かう。
広大な敷地内で、まず足を運んだのは「和ヴィソン」。日本の伝統食材や食文化を紹介するエリアで、「伊勢醤油本舗」、愛知県三河で伝統的なみりんを造り続ける蔵元の「味醂」、東京・豊洲市場に拠点を持つ「蔵乃屋」の味噌など、三重を中心に選び抜かれた日本の食が並ぶ。見て回るだけでも、食文化の奥行きを感じられる空間だ。

ランチは少し奮発し、「うなぎ四代目菊川」へ。東京ではなかなか味わえない関西風の鰻重は、皮のパリッとした食感が印象的で、子供たちも喜んで食べていた。

食後は「サンセバスチャン通り」や「スウィーツ ヴィレッジ」、「マルシェ ヴィソン」を一店ずつ巡る。どの店も魅力的で、美味しそうなものが尽きない。愛犬と一緒に入れる店舗が多く、犬連れの来訪者が目立つのも印象的だった。


数ある誘惑の中でも、新兵衛屋のエビのパリパリ天は、やはり目を引く存在だった。


時間になり、旅籠ヴィソンの客室へ。広々とした室内には大きなベッドが四台並び、大人2人子供2人でも余裕のある設えだ。

D&DEPARTMENTのインテリアに囲まれ、自然と落ち着いた時間が流れる。

夕食前には、「本草湯」へ。旅籠ヴィソンからはやや移動が必要だが、山の斜面を登るエスカレーターも、ホテルヴィソン内を通るルートも、それ自体が楽しい。

本草湯は空間デザインも秀逸で、男湯と女湯が朝夕で入れ替わるため、2度入浴すれば異なる趣を楽しめる。中でも、水鏡の湯は特に印象に残った。


夕食は、予約時に選択できるプランから、老舗「スギモト」による松阪牛すき焼きを。子連れでも安心して楽しめる内容で、旅の夜を豊かに締めくくってくれた。夜にはイベントもあり、一日中楽しめる点もヴィソンの大きな魅力だ。

翌朝は、本草湯の隣にある「笠庵 賛否両論」で朝食を。東京・恵比寿で人気を博す店の味を、ここで楽しめる贅沢は、この宿ならではだという。
朝食後はチェックアウトを済ませ、「木育エリア」や「農園エリア」を巡り、旅の余韻を味わった。


「農村エリア」の近くには、「HACIENDA VISON HOTEL」という特別な存在感を放つ超高級ホテルも佇んでいる。次に訪れる理由を残しつつ、伊勢とヴィソンの旅は幕を閉じた。