宿まり

本ページはプロモーションを含みます

大人ひとり旅「箱根本箱」でゆったりとした時間を楽しむ旅

更新日:2024年1月15日

箱根本箱 ロビー

たまには一人でのんびりとした時間を過ごしたい。そんな時間を過ごせる大人の隠れ家的ホテルが「箱根本箱」です。 「本箱」と名前についている理由は、「本との出会い」「本のある暮らし」をテーマにしたブックホテルで、ホテルの至る所に本箱と本が置いてあり、本が気軽に読めるように、素敵な椅子も置いてある、大人のためのホテルです。
一方で、一般的なホテルには必ずあるテレビは客室に置いてないので、テレビがどうしても必要だという方や、本が好きでない方には過ごしにくいホテルなのかもしれません。

今回、2日ほど一人で過ごせる時間ができたので、都心から気軽に行け、のんびりと一人旅ができるホテルを探したところ、以前より気になっていた「箱根本箱」の空きがあったので当日予約をして、箱根に向かいました。

都心から箱根へは、車、バス、電車とどれを利用しても非常にアクセス便利な温泉地です。車で行く予定でしたが、当日レンタカーやシェアカーの空きがなく、電車で行くことに決めました。
都心から箱根へ電車で行く場合は大きく2通り、一つは新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本まで行く方法、もう一つは東海道新幹線で小田原駅まで行き、そこからは箱根登山電車に乗り換える方法。どちらも1時間半かからず箱根湯本に着く事ができます。今回は新幹線を利用して小田原駅で箱根登山電車に乗り換えました。

「箱根本箱」は箱根登山電車の終点「強羅駅」まで行き(箱根湯本で乗り換えが必要)、さらに箱根登山ケーブルカーに乗り換え「中強羅駅」下車徒歩3分ほどのところにあります。
中強羅駅前
中強羅周辺は森に囲まれた静かなエリアで、ひっそりとホテルが建っている、そんな山岳避暑地的な雰囲気の場所です(暑かったですが、、)。
箱根本箱サイン
少し歩いたところに、「箱根本箱」の入り口があり、入り口には小さなサインがありますが、ひっそりとした感じの入り口です。
箱根本箱ロビー
入り口の扉を開けると、ほぼ全面ガラス張りの大きな窓と、吹き抜けで、開放的なロビーがお出迎え、そのロビーを取り囲むように本箱があり、北欧の有名な椅子が、心地よく置いてありました。
まずは、名作の北欧家具に座り、チェックイン。夕食や朝食の時間、館内の説明など。
箱根本箱客室
それを済ませて、客室へ。客室は床がフローリング、壁がコンクリート、天井は白く塗られて、おしゃれな雰囲気に、そして全面の壁は一面ガラス張りとなっており、これまた開放的な雰囲気。
箱根本箱客室露天風呂
さらに外のテラスには温泉があり、自分だけの温泉を楽しめる作りとなっていました。

テラスにある温泉に早速入り、汗を流し、一息ついたところで、ウェルカムカフェへ。
ウェルカムカフェ
ウェルカムカフェへ行く途中に気になる本を数冊見つけて、外気が心地の良いテラスへ。ウェルカムカフェでは、甘酒と葛餅をいただきながら、気になる本を熟読。
あっという間に、時間が流れ、食事の前に、大浴場へ行きたかったので、一旦読書をやめて、地下にある大浴場へ。地下は暗く、これまたなんとも言えな雰囲気。
箱根本箱シアタールーム
地下の一角にはシアタールームがあり「ShortShorts」とコラボレーションした映像が流れていました。

その奥に大浴場。内湯と露天風呂。内湯は無色透明のナトリウム・塩化物泉で客室と同じ温泉。露天風呂は大涌谷から引湯した白濁した硫黄泉。と2種類の温泉を楽しむ事ができ、特に露天風呂は木々に囲まれた心地よい作り、内湯も露天風呂も決して大きくないのですが、空間の使い方が素敵で、気持ちの良いお風呂となっています。また全室18室ほどなので人も多くないので十分な広さです。
箱根本箱ドリンク
温泉を楽しんだ後は、体の火照りを取りながら再度読書タイム。館内の至る所に本棚があり、さらに自由にいただく事ができるドリンクやスナックなども置かれており、読書に集中する事ができます。そしてドリンクもスナックもさすが「自遊人」が企画運営するだけあって美味しい。特におすすめなのが翌朝、レストラン入り口に置かれる「しばちゃんのジャージー牛乳」。これがとにかく美味しい。ぜひ飲んでください。
あと、本棚周辺には、本が読めるスペースがあり、意外と気が付かないスペースに座れたり、ねっころべたりできるのでこれまた秘密基地っぽくって楽しいです。
箱根本箱ディナー
さて、夕食ですが、テーマのあるコース料理。今回は東海道をテーマに、宿場町にちなんだテーマをアレンジした食事をいただく事ができました。食事に合わせた飲み物はワインと日本酒合計6種類が食事にわせて提供されるペアリングを選びました。最近美味しいお店で食事する時はベアリングが多いです。ペアリングで気に入ったお酒を家で楽しむこともでき、音楽で言えばコンピレーションアルバムやオムニバスアルバムと言ったところでしょうか、新しい音楽に出会える。。そしてペアリングは新しいお酒と出会えます。。
箱根本箱ディナーかまぼこ
箱根本箱ディナーお魚
箱根本箱ディナーお肉
箱根本箱ディナーワイン
レストランは、おしゃれな「コの字」カウンターと個室があり、一人であればカウンターをすすめられます。奥行きもある大きな「コの字」カウンターなので、周りがそこまで気になることはありません。一人で美味しいお酒と美味しい食事をするのは久しぶりで、それだけでもちょっとテンションがあがっちゃいましたが、出されてくる食事がどれも美味しく、また素敵でした。

お腹を満たした後は、読書タイム。素敵な本と素敵な椅子で眠たくなるまで読書する事ができました。



そして、翌朝。6時すぎに大浴場へ。先客がいず、一人で大浴場を楽しむ事ができ、朝で少し涼しい外気での露天風呂は格別でした。
箱根本箱朝食
朝食も、おしゃれで美味しい内容。あっと言うまにいただいてしまいました。ペロリと。で先ほどご紹介した「しばちゃんのジャージー牛乳」をいただいて、チェックアウトまで最後の読書となりました。

素敵な本がセレクトされているので、本好きにはたまらないホテル。本が中心なので、一人で楽しまれる方もいらっしゃるので、おひとり様ホテルデビューにもおすすめです。それと、箱根といえば日本人観光客よりも外国人観光客の方が多いように思えますが、箱根本箱は日本人の方が多いように感じられました。
素敵な本、好きな椅子、素敵なドリンクとスナック、素敵な食事、素敵な温泉、一人で時間を楽しめる時はまた行ってみたい思う素敵なホテルでした。

最後に、チェックアウト時間になって、突然の豪雨。タクシーを呼んでもらって、箱根湯本までタクシーで移動。料金はだいたい4000円ちょっと。箱根登山ケーブルカーや箱根登山電車だと1時間ほどかかってしまうので、タクシーもおすすめです。

友達に伝える